IH調理器
IH調理器とは、内部に配置されるコイルに流れる電流により、金属製の調理器具を自己発熱させ、加熱するための器具です。
ガスや火を使用せず、電力のみで動作するので、空気を汚さず安全性も高いことが特徴です。
メリットとデメリット
メリット
●とろ火から、素早く湯沸かしできるハイパワーまで、出力制御の幅が広いです。
●約83%と高い熱効率で、加熱の損失を抑えます。
●災害発生時には直ちに電源を遮断できるため、安全性に優れています。
デメリット
●オールメタル対応タイプと通常タイプのどちらも、多少の調理器具が制限されます。
●停電時には利用できません。
メリット
●火を使わないので着衣に火がつく心配がなく、立ち消えの心配もありません。
●天板が平らなので、使用後の手入れが簡単です。
●とろ火から、素早く湯沸かしできるハイパワーまで、出力制御の幅が広いです。
●約83%と高い熱効率で、加熱の損失を抑えます。
●災害発生時には直ちに電源を遮断できるため、安全性に優れています。
デメリット
●ガスコンロに比べ、調理直後のトッププレートが高温になっても分かりにくいため、やけどの事故がおきやすく注意が必要です。
●排気熱を利用して鍋全体を包み込むような加熱は出来ません。
●オールメタル対応タイプと通常タイプのどちらも、多少の調理器具が制限されます。
●停電時には利用できません。
設置タイプは2つ
ビルトインタイプ
台所に埋め込むタイプのIH調理器で、システムキッチンなどの場合はこのタイプが多いです。
台所にすっきりと収まるという事で、一体感を出すことができ、据え置き型と比べ高機能であることも魅力です。
据置タイプ
通常のガスコンロのように、台の上に直接おいて設置するタイプのIH調理器です。
既存のガスコンロと置き換えるだけで導入はできます。
対応お鍋の制限
IH調理器で私用できるお鍋は、電気を通し、かつ電気を通しにくいことが必要です。そのため、ガラスや土鍋のように、電気を通さないものは使えません。
銅やアルミ鍋電気を通しやすいため十分に発熱せず、従来のIHでは使えませんでしたが、「オールメタル」対応なら、銅やアルミ鍋が使えます。
通常では銅やアルミ鍋の使用は出来ませんが、IH調理器の1口が「ラジエントヒーター」になっているものでは、銅やアルミ鍋の利用が可能です。
「ラジエントヒーター」は炎を出しませんが、ヒーター部分が直接熱くなりますので、鍋の種類にとらわれることなく土鍋・ガラス鍋なども利用することができます。
このほか、IHクッキングヒーターでは不可能な、「海苔を炙る」「餅を焼く」といったことができるのも魅力の一つです。